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手の内 / relationship between hands and sword

閏日でしたね(^^)

地球の公転周期はぴったり365日ではないため、ちょっとずつ実際の季節と暦にズレが発生するため、現在一般的に用いられているグレゴリオ暦ではだいたい四年に一度(正確には400年に97回)366日ある閏年を設けて調整するのです。

調整のために足される日を閏日と呼びます。

日本では江戸時代まで月の運行を基にした太陰太陽暦が用いられていました。
この暦では一月はだいたい29日、一年は約354日、おおよそ3年に一回まるまる一月足して「閏月」(うるうづき)とすることで季節とのズレを調整していたそうです。

時代小説などで出来事の年紀に「慶長四年、閏三月」といったものが出てくることがありますが、これがその閏月です。

暦には国や時代によっていくつも種類があり、それぞれに算出法が違います。
一度調べてみると面白いと思います(^^)

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27日(土)の稽古。
先々週見学に来られた異国出身の方も今回から稽古を始められました。

初めての方がいらっしゃるので基本について詳しく振り返る稽古を行いました。

力みを去る、肚が中心、呼吸に乗る、武器と己・相手と己は一体・・・etc

これらに適う動きのために重要で、かつこれらを崩す原因になりやすいのが「手の内」です。

初心の内はしっかり剣を持とうとして力んでしまうことが多いでしょうか。

体と剣が一体であれば、腕の先は指先ではなく剣の切先となり、手の内は関節といってよいかと思います。
関節がガチガチに力んでいたら、その先は自由に動くことが出来ません。

私の場合は逆に手の内が甘くなってしまうことが課題です。
力むことを厭う意識が余計な方向に働いていることや、そもそも手の内に対する理解がまだまだ足らないことや、原因は色々とあるように思います。

手の内が甘いと肚からの力が伝わらず、打ち込みも張る動きも軽くなってしまい、用を為しません。

力まず、かつ緩過ぎず、そのような手の内を求める必要があります。
大事なのは肚から切っ先まで繋がっているか、ということ。
よくよく工夫しなければ身に付かないことです。

大石神影流剣術の構え、素振り、試合口に多くの時間を割き、基本の振り返りを行いました。
最後に素手で相手の体を取る場合の技として澁川一流柔術の履形を少し稽古しました。
状況に応じた技法の変化はありますが、根本は武器を持つ手の内と同じです。

次回は3月5日(土)です。
見学をご希望の方はお気軽にご連絡ください(^^)

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大牟田、柳川、福岡 / Omuta, Yanagawa, Fukuoka

20日は館長の御供をして大牟田まで参り、大石進先生の御墓参りとお掃除をする予定でしたが・・・
既に館長のFacebook横浜支部の稽古日誌にも書かれている通り、生憎の雨・・・

私は昔から雨男の気があるのです・・・
でも行事の時は本番までにはだいたい晴れるのですがorz

ただ怪我の功名と申しますか、例年一緒に御墓参りとお掃除をしている剣道道場の子供たちに大石神影流剣術の陽之表を稽古してもらえたのは大変意義のあることでした。
いつも稽古をしている小学校の体育館で演武と稽古をするのはどうでしょうと館長より大石宗家にご依頼され、宗家が指導者の方にお伝えしてくださったところ、ご了解頂いて実現しました。

子供たちはとても素直で、いつもしている剣道の動きとは異なるにも関わらず、10本の手数(形)の稽古にしっかり着いてきていました。
事前に、理合の理解がちょっと難しいかも・・・なんて話を館長としていたのですが、まったくの杞憂でした。
まっさらな心で見聞きして、示された通りに一生懸命稽古したからだと思います。

子供の素直さにはいつも感心させられます。
齢を重ね、経験が蓄積されることは悪いことではないのですが、どうしても素直さを阻害する要素も一緒に持ち合わせてしまいます。

私にとっても良い稽古となりました。
まだまだ工夫が必要です。力みはないとのことですが、肚と剣の繋がりが・・・

大石家には前日から御厄介になり、美味しい御飯を振る舞って頂き、とても穏やかな時間を過ごすことが出来ました。感謝申し上げます。

午後は館長に柳川観光にお連れ頂きました。
いつも大牟田で行事に参加して後は通り過ぎるだけでしたから、私にとっては初めての本格的(?)な九州観光で、とてもありがたいことでした(^^)

先の大相撲初場所で見事初優勝した大関、琴奨菊関は柳川の出身ですので、至る所に横断幕や記念パネルが飾られていました。

初代大石進先生は相撲を好まれ、幼少の頃よりかなりお強かったそうです。
地元出身力士の優勝を喜んでおられるかもしれません。

まず柳川古文書館での資料調査に同行。
館長が事前に連絡してご依頼されていた資料を学芸員さんに出して頂き、内容を確認して必要なところを写真撮影。
私は傍で一連の流れを見学させて頂きました。

途中、二代大石進先生の藤堂藩江戸藩邸での試合の年月日を確認したいとのことで、スマホで道標の過去ログをささっと検索。便利な時代です。
ちなみに試合が行われたのは嘉永4年(1851)5月19日でした。

その後は大石家の主君、立花氏の邸宅であった「御花」にお連れ頂きました。
以前、館長が道標に載せておられ、以来行きたかった場所でした。

柳河藩は大きな藩ではありませんでしたが、それでも流石は藩主の邸宅、維新後に伯爵家になってから建てられた洋館、甲冑・書画・陶器・雛飾りといった物品の数々、庭園、どれも見事なものでした。
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豪華な雛飾りの周りに沢山さがっている飾りはこの地域の特有のもので「さげもん」といいます。
初代大石進先生はこれの毬を突いて突技の稽古をされたそうです。
技が向上するとすぐに壊してしまうようになったため、その後は石を吊るして突きの稽古を続けたとのことです。

夕食は柳川といえば・・・鰻です!
名物「せいろ蒸し」を頂きました。美味でした(^^)
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福岡市内まで移動して宿泊し、翌日は福岡市総合図書館での資料調査に同行しました。

福岡の街をちゃんと見るのは初めてでした。
広島から館長の車でお連れ頂く時は通りませんし、新幹線で新大牟田駅から帰る時も通過するだけで街並みを目にする機会はありませんでした。

福岡は私には縁遠い土地だったので、正直なところイメージがあまり沸かなかったのですが、これほどの大都会だとは・・・県ではなく市立の図書館でも相当なスケールです(驚)
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この日は武道史研究のやり方を教わる意味もあってお連れ頂きました。
今回は収蔵資料の目録から武道史研究に使えそうな資料をピックアップするのが主たる目的だったのですが、やはり全然戦力にはなれず(--;

目録中の資料名をひたすらチェックし、要らないものを除外して必要なものだけをどんどん見極めなければいけないのですが、見落としをするのではという不安から同じところを読み返したりして全然スピードが出ません。そんな調子では目録のチェックだけで丸一日費やしてしまいそうです。
どうやら数をこなして慣れていくしかないようです。

目録のチェック後はお隣の福岡市博物館へ。
こちらも凄い建物です。宮殿の如き荘厳さ・・・
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折好く国宝の日光一文字が展示されており、見ることが出来ました。
福岡一文字派の名品、生ぶで二尺二寸四分ですから、割と短めの太刀ですが堂々とした覇気のある姿です。
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この時期の刀剣は甲冑の上から叩いても折れないようにか、「蛤刃」(はまぐりば)と呼ばれるような厚みのある刀身のものが多いようですが、この太刀も重ねが厚めに見えます。合戦場に持っていったら頼りになるかもしれません。ただ、そのような刀は平服の相手を斬るには切れ味が鈍くて向かないそうです。

よく日本刀は史上最強の刃物で云々・・・いやいや実戦では西洋剣の方が強いよ云々・・・なんて話題が出たりしますが、ちょっとナンセンスかなぁ、という気がしてしまいます。
日本刀が優れた物理的特性を持った刃物であるのは確かなようですが、道具にしろ武器にしろ状況に合わせて使い分けなければ用を為さないものです。
戦場往来と平時の護身では命を預ける武器に求められる性能は異なるのが当然だと思います。

まぁ、何にせよ刀を実用に供する時代ではありませんし、使うには勿体なさすぎる刀です。
市場に出ているものでは一文字派の刀剣は一千万円とかしますから・・・ましてやこれは国宝ですし(^^;

それにしても広い博物館です。その他の展示も充実していました。
しっかり全部の解説を読んで、じっくり見ていたら、丸一日掛かりそうです。
博物館を後にし、博多駅までお送り頂きました。駅周辺の発展ぶりも著しいですね。
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お土産と夕食の駅弁を買って、新幹線で帰途に就きました。

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20日の名古屋西支部の稽古は門人の皆さんだけでやってもらいました。

◆立ち座り・歩法などの基本稽古
◆大石神影流剣術
・構え
・素振り
・試合口
◆澁川一流柔術
・履形を少し

事前に肚を中心に呼吸に乗って動くことを大事にしてくださいをお話しておきましたが、その通りにゆっくりとした稽古をされたとのことでした。

貫汪館Facebookのイベントページや本部・支部の行事予定にあるように今後も色々と行事が控えています。
その度に私が不在となりますので、今後も今回のように稽古して頂ければと思います。

肚から / from TANDEN

2月13日(土)の稽古。
見学の方がお越しになられました。

異国のお生まれで今は日本でお仕事をされているそうです。
大学で日本語を学ばれたそうで、日本の文化にご興味があり、武道が出来るところを探されたとのことです。
早速、再来週から稽古を始めたいとのこと。嬉しいことです(^^)

今回の稽古内容は
◆澁川一流柔術
・棒廻し
・六尺棒表 1~5本目
・履形 礼式と何本か

◆大石神影流剣術
・構え
・素振り
・試合口
・陽之表

全てに共通するのは肚(はら)が中心であるということです。
ここでいう肚とは所謂「臍下丹田」(せいかたんでん)のことで、西洋医学や解剖学・生物学の上では存在しない部位ですが、武道における体の働きの中では明確に存在しているものです。

形の手順を覚えても、動きがこの肚を中心としたものでなければ、貫汪館の武道においてはNGです。

肚を中心に動くための絶対条件は「力みを去る」ということ。
一切の力みを捨て去らなければならず、これには極めて繊細な感覚が求められます。

体の力みだけでなく心の力みも全て捨てなければいけません。
「ああしよう、こうしよう」という作為を捨てて、肚からの働きにより動きが生まれてくるのを待つ必要があります。

この作為というやつと工夫のために考えることの境界は極めて曖昧で、実質ほとんど変わらないとも言えます。
真面目に色々考えて工夫することは、善悪でいえば悪いことではないのですが、自然に動きが生まれてくるのを阻害する作為を生み出す基になってしまいがちです。

いっそ何も考えない方が良いのですが、この「何も考えない」を独りよがりに自分だけが空っぽの「虚無」になっても何も生まれてきません。
武道の動きは全て自分以外の他との関係の中にあるものです。

自分が「無」であるから目の前の相手をはじめとした周囲の全てと繋がり、一体となることが出来ます。
そのような繋がりの中で「技」や「働き」が生まれてきます。

ここで求められる繊細さには限りがありません。
ある程度上達したら、更に繊細に、と求めなければいけません。

その時点での繊細さは一時のものでそこに留まり、それを基準にしてしまうとそこから上達しないどころか、いつの間にかある程度到達することが出来ていた繊細ささえ失い、いかにも力を抜いている風の、でも実際には肚を中心に生まれてきたものではない、真似事のダメな動きに陥ってしまいます。

常に自省し、「まだまだ至らぬ、より繊細に、より深く」と求め続ける姿勢が必要です。

今週末20日(土)は大石武楽先生の御墓参りに行きますので私は不在です。
稽古場所は確保してあり、門人の皆さんには自主稽古をして頂きます。

27日(土)は私がおりますので、いつも通りの稽古です。
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ダメになる / to be bad

1月30・31日は廿日市で館長にマンツーマンで大石神影流剣術の稽古をつけて頂き、本部の澁川一流柔術の稽古にも参加させて頂きました。

大石神影流剣術は私の動きと求めるべき動きの誤差が大きくなっていました。
ダメな動きになりつつあったのです。
ご指摘頂き、工夫する時間を与えて頂き、なんとか正すことが出来ました。

とはいえ、まだまだ・・・
後は自らで工夫を重ねなければなりません。

動きをダメにしてしまう要因は様々挙げることが出来ますが、結局のところ「自分への甘さ」がその最たるものでしょう。

「こんなものだろう」という甘さがいつの間にか己の心に巣くうのです。

師の求めておられるところを基準にすべきなのに、自分で生み出した甘い基準に従い、安易な道へ進もうとするのです。
自分の基準では間違っていないので、なかなか気付きません。
ですが、「自分の基準」に従っている時点で既に間違いなのです。

心こそ心迷わす心なれ心に心心許すな

沢庵禅師の不動智神妙録にある言葉ですが、まさしくその通りだと再認識させられました。
己への厳しさを失わぬよう稽古を重ねていきたいと思います。

2月6日は今回、師に正して頂いたところを皆さんにお伝えするため、大石神影流剣術に重点を置いて稽古しました。

構え、素振り、試合口、陽之表

初歩の稽古にあたりますが、この段階で想像を遥かに越えるほどの深い内容が含まれています。
心して稽古にあたらねばなりません。

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プロフィール

貫汪館 名古屋西支部長 / Manager of Kan ou-kan Nagoya Nishi Branch

Author:貫汪館 名古屋西支部長 / Manager of Kan ou-kan Nagoya Nishi Branch

名古屋で江戸時代から伝わる居合・剣術・柔術を稽古しています。

若い指導者が活気ある道場を目指して指導しています!!

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Blog of Japanese Kobudo dojo at Nagoya. We practice Iaijutsu, Kenjutsu and Jujutsu which have been succeeded from Edo era.

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