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節目 / seasonal festival

さて、平成27年ももうすぐ終わろうとしています。

先日26日(土)が今年の稽古納めでした。
稽古納めだからといって、特別なことをするわけではなく。
いつも通りに稽古を行いました。

少しだけ「節目」についてのお話を致しました。

私自身の実感ですが、忙しい現代社会に生きているとついつい何となく日々を過ごしてしまいます。

それに私の場合は皆でワイワイ盛り上がる行事をあまり好まないので、年末年始の色々な盛り上がりを見ると、どうせ日付が変わるだけでしょ、なんて思ってしまったりするのですが・・・

そのような感じで昔からの節目の行事をついつい忘れてしまったり、ないがしろにしたり、その意味もわからなくなってしまったり、ということはよくあるように思います。

毎日無事に生活出来ていて、それが長く続いているとついつい当たり前のことのように感じてしまいますが、実は多くの物事に支えられて私達一人々々の生活は成り立っています。節目の日というのはそういったことを思い出し、感謝し、自分を省みて、また新たな心で次の日々に臨むための日だと思います。

なかなか自分自身を律するということは難しいことです。
私自身、至らなさに忸怩たる思いを覚えることばかりです。

節目の日を自分を省みて、自分を成り立たせているものに思いを向ける良い機会にして頂きたいと思います。

今年も多くの方にお世話になり、多くのことを学ぶことが出来ました。
この場を借りて、御礼を申し上げたいと思います。

皆様、よいお年をお迎えください。

門人の皆さん、
新年1月9日(土)が平成28年の稽古始めです。
一年の誓いを立てる大事な日です。是非参加して頂きたいと思います。

鎖鎌 / sickle and chain

HoHoHo! Merry X'mas!!

サンタさんは頼んだものをくれる → 22世紀から来たネコ型ロボットを頼む → 秘密道具で何でも出来る!!

という超ご都合主義な論理を展開したのは遠い昔の私です(^^;

当時はうまいアイデアだと思ったのですが・・・
そうそう思い通りにはいかないよ、という聖ニコラオスの啓示だったのでしょう。
もらえたのはゲームソフトでした。

勿論、嬉しい贈り物であることに変わりはなく。しっかり遊ばせてもらいました(^^)

などという私の個人的な思い出話はともかくとして・・・

横浜講習会に行って参りました。
横浜講習会&昇級昇段審査会 - 貫汪館 横浜支部 稽古日記
名古屋で所用があり、前半の鎖鎌の部のみ参加させて頂きました。

着替えている時間が勿体なく、というか無く(^^;
着物で名古屋から出掛けて、そのまま帰ってきました。

前からほしかった着物の上に着るのに適したインバネスコートも丁度いい機会なので買ってしまいました(^^)
インバネスコート - Wikipedia
紋付袴の上にこれを纏い、足下は足袋に雪駄、頭には帽子という出で立ちで名古屋・横浜を往復しました。
流石に目立ってしまっていたように思いますが、大正・昭和期にはよく見られた格好だったようです。

怪しいヤツと思われたのか、全然声は掛けられず・・・
話し掛けてくださる方がいれば、良い宣伝の機会になると思ったのですが。

惜しむらくは刀のケースもカバンもナイロン製なのがちょっと(--;
着物に似合って使いやすいカバンがほしいところです。

着替え時間を短縮できるのは思った以上に楽です。稽古時間も多く取れます。
名古屋西支部の行き帰りもずっと着物で良いかも。
汚してしまいそうなのがちょっと心配ですが・・・

さて、鎖鎌を稽古したのはいつぶりでしょう・・・
昨年夏の特別講習会以来のように思います。

本体と繋がった一部を投げて用いる、間合いの変化する不定形な武器である、という点は日本の古武道の武器の中でも異彩を放っています。
類似の武器としては4尺程の棒の先端に仕込み分童のついた契木(ちぎりき)が知られています。

鎖鎌も流派によって様々で、鎌の頭から鎖分童が出ているものを片手で鞭のように振り回すものや、実物やその使用法は見たことが無いのですが、鎌の柄が薙刀のように長いものもあるそうです。見たことがないので実在していたのかはわかりませんが・・・

澁川一流柔術の鎖鎌は短い鎌の柄の末端から鎖分童が出ていて、左手で鎌を右手で鎖を使います。
比較的オーソドックスなスタイルということになるのでしょうか。
時代劇で見られるのもだいたいこういう使い方だと思います。

最初に投げて相手に巻き付ける動きをしばらく稽古したお陰か、皆さん形の稽古に入っても初めてとは思えない程上手に使っておられました。
私の相手をしてくださった方も今回初めての参加だったそうですが、見事に使っておられ、とても良い稽古が出来ました。ありがとうございました(^^)

今週末は今年の稽古納めです。
今年を振り返り、次の年へ新しい心で臨むための大事な稽古です。是非ご参加ください。

20151219_01

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繊細に感じる / sense delicately

さすがに4週連続の見学者来訪とはなりませんでした(^^;

今日は「忠臣蔵」の日でしたね。(あれ、日付が変わってる・・・)
といっても、若い世代にはピンとこない方も多いのかもしれませんが(--;

元禄15年(1702)12月14日、赤穂藩の浪人47名が主君、浅野内匠頭の仇を討つため吉良上野介の屋敷に討ち入り、その首を取りました。約310年前のことです。

歴史学の上では「赤穂事件」と呼ばれるこの出来事を題材として作られた歌舞伎の演目が「仮名手本忠臣蔵」。
主君の仇を討つ忠臣の物語は評判となり、現代に至るまで歌舞伎は上演され続け、映画も何本も作られてきました。

この時期にスペシャルドラマなど関連番組が放映されたり、映画が公開されたりするのは討ち入りが決行された日に合わせてのことです。

ちなみに現在用いられているグレゴリオ暦では元禄15年12月14日は西暦1703年1月30日だそうです。
当時の日本の暦と算出法に違いがあるため、このようなズレが発生します。

今の12月14日と同じだと信じている「忠臣蔵」ファンの方がこのことを知るとガッカリしたりするのでしょうか・・・300年前のことですし、当時の暦では確かに12月14日なのですから、さして気にすることもないように思いますが・・・

お話では仇討ちをする赤穂の浪人達をヒーローとして扱いますので、吉良上野介は悪役として描かれることが多いのですが、赤穂事件の経緯やその関連人物には明らかになっていないことも多く、その是非を評価するのは難しいことです。

吉良が浅野内匠頭の仇とされたのは、内匠頭が吉良からのいじめに耐えかねて江戸城松の廊下で吉良に斬り付け、その咎で切腹となったから、というのが一連の「忠臣蔵」もののあらすじで、多くの方がそうだと信じておられるかと思います。
ただ、本当にいじめが原因であったのかどうかは実はよくわからないそうです。

夜中に奇襲を掛けて老人一人を寄ってたかって殺すなんて、仇討ちというより卑怯な闇討ちだろう、という評価もあり、そちらの視点が加味された作品もあります。

吉良氏の所領は三河国幡豆郡、現在の愛知県西尾市の辺りで、平成23年(2011)に合併で消滅するまでは吉良町という地名も残っていました。
その地では治水事業や新田開発の功績から名君と慕われていたそうです。

いじめをするという個人的な振る舞いと為政者としての業績は同列に扱うべきではないと思いますが、悪役というイメージばかりで語るべき人物ではないという気もしてきますね。

出来事にしろ、人物にしろ、複数の面を持ち合わせているものであり、単一の視点からでは実像は見えてきません。
気になることがあれば、色々な視点から調べてみてほしいと思います。
あらゆる状況を理解し、対応できるのが武術の目指すところですから、そのような姿勢は必須のものです。


さて、今回の稽古では居合術の礼法を行った後、澁川一流柔術の履形の礼式を稽古しました。
澁川一流柔術の礼式は受・捕双方のどちらに力みがあってもまともに形になりません。

自分にどれだけの力みがあるか、自分の状態、相手の状態を繊細に感じることを学ぶことが出来ます。
この繊細な感覚というのが、とても大事なのです。よくよく工夫していきましょう(^^)

続いて棒廻し、皆さんだいぶ「こんがらがらない」ようになってきました(^^;
手・腕の力で回さない、棒の動きを邪魔しない、というのが重要です。

正座からの抜き付けをしばらく。

大石神影流剣術の構え、素振り、試合口を稽古して終了としました。

次の土曜日は私が横浜講習会参加で不在となるため稽古はお休みとさせて頂きます。
ご了承ください。

次回は12月26日(土)、この日が平成27年の稽古納めとなります。
節目の大切な稽古です。是非ご参加ください。

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他を思う / consideration for others

5日は12月最初の稽古でした。

またもや見学者がお見えになられました。
これでなんと3週連続!!

そしてまたまたお若い女性の方。
なんでしょう・・・今年は刀剣ブームの年でしたが、静かに古武道ブームが始まりつつあるのでしょうか・・・

ちなみに刀剣ブームのことはまったくご存知なかったそうで(^^;
ふと思い立ち、検索してみたら、こちらを見つけて見学に来られたそうです。
今のところ、名古屋西支部はそういう方ばかりです。

江戸時代、武術・学問の廻国修行が人材交流に大きな役割を果たしていたことが館長の研究で明らかになってきていますが、古武道を通じて人の縁が繋がる場所になっていけたら、嬉しいですね(^^)


今回はまず居合術の礼法の稽古をしっかり行いました。

誰もが陥りがちなことですが、皆さん自分の動きばかりを気にされて相手や周囲に気が向いていません。
礼を払う、気を配る、ということをもう少し意識してほしいと思います。

武術は他との調和を目指すもの。
他を思う心が伴っていないとただの暴力になってしまいかねません。

神前の礼、刀への礼、帯刀の作法、解刀の作法が流派の形として組まれています。
礼を払うということ、気を配るということ、刀を取り扱う作法を学ぶことができ、更にはこの礼法の動きは抜き付けの動きと直結しています。

とても大事なことです。
よくよく工夫して身に付けて頂きたいと思います。

その後、正座からの抜き付けをしばらく。

続いて澁川一流柔術の棒廻し、半棒の一本目を稽古し、大石神影流剣術の稽古に移りました。

見学の方にも木刀を持って頂き、構え・素振りを稽古。
木刀の重さに少し驚いておられました。
大石神影流の木刀は長い分、ちょっと重たいのです。
その重さをやがて感じなくなり、重さが助けになっていくのが貫汪館の武術の面白いところです(^^)

続いて試合口。
門人の皆さんで組になって稽古してもらいながら、私が相手に立ち、見学の方にも一本目を体験して頂きました。

稽古後にお尋ねしたところ、入会したいとのこと。
またまた門人が一人加わりました。
これから、よろしくお願いします(^^)


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プロフィール

貫汪館 名古屋西支部長 / Manager of Kan ou-kan Nagoya Nishi Branch

Author:貫汪館 名古屋西支部長 / Manager of Kan ou-kan Nagoya Nishi Branch

名古屋で江戸時代から伝わる居合・剣術・柔術を稽古しています。

若い指導者が活気ある道場を目指して指導しています!!

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Blog of Japanese Kobudo dojo at Nagoya. We practice Iaijutsu, Kenjutsu and Jujutsu which have been succeeded from Edo era.

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